シードルはりんごを原料にしたヨーロッパ生まれの発泡性果実酒のことで繊細な泡立ちとすっきりとした飲み口が特徴です。
私達がつくる「AOMORI CIDRE」を飲んでいただくことで、日本一のりんごの生産地でもある青森のりんごの新しい魅力を発見していただきたい。そんな思いから、ここA- FACTORY内にシードル工房を立ち上げました。「シードルを通じて“りんご王国青森“を盛り上げていこう!」という我々の想いに賛同いただいた、地方独立行政法人青森県産業技術センター弘前地域研究所と六花酒造株式会社の技術指導により、おいしい「AOMORI CIDRE」が生まれました。
工房内には8個の醸造タンクがあり、各種シードルとアップルソーダを醸造しています。 ガラス張りの「魅せる工房」は、シードルの醸造工程をご覧いただく事が出来ます 。
青森のりんごの栽培の歴史は、130年ほど前に遡ります。寒冷地の青森県では稲作の栽培が難しかったことからりんご栽培が始まり、現在では日本だけでなく世界を代表する生産地として知られるようになりました。当初、たった3本の苗木から始まった青森県のりんご栽培も、現在ではりんご畑が果てしなく続き「アップルロード」と呼ばれるエリアが広がるほどになりました。5月にはほのかにピンク色を帯びたりんごの花が一面に咲き誇り、美しい景色が広がります。青森を代表する「ふじ」は、海外でも「Fuji」の名で栽培され、世界一生産量の多い品種になりました。この成果は、おいしいりんごを作るために、日々の研究を重ねた青森の生産者の方々の情熱の賜物なのです。
シードルの原料になるのは、100%青森県産のりんごだけ。
厳しい選定基準をクリアしたりんごのみ使用しています。
なかでも品種は甘みと酸味の調和がほど良い「ふじ」とさわやかな酸味が特徴の「ジョナゴールド」を組み合わせることで、味に深みを出しています。
「最高の原料から最高のシードルを。」りんごの魅力が最大限に楽しめるシードルだからこそ、醸造に妥協は許されません。A-FACTORYでは最高のシードルを生み出すために、りんごの洗果プレス機はオーストリア製、発酵タンクは日本製、ろ過機はイタリア製とそれぞれ選りすぐりの機器を取り揃え、最高の環境で丁寧に醸造しています。
シードル作りに最適な室温を保つのはもちろん、衛生面には徹底的に配慮しています。手作り感あふれるシードルですが、洗果・搾汁等の作業スペースとビン詰め、熱処理工程のスペースを別の居室に分けることで作業ごとの管理体制を徹底し、おいしいシードルを生み出しています。
A-FACTORYでつくっているシードルを蒸留することでアップルブランデーになります。アップルブランデーは、フランスのノルマンディー地方では、カルヴァドスと呼ばれ、長期保存すれば、ビンテージの価値も生まれます。私達は、さらなる青森の魅力発見に向けて立ち止まることなくチャレンジし続けることで皆さまに末永く愛される工房を目指します。
シードルの原料となるのは、100%青森県産のりんごだけ。地元の果樹園から、より選られた新鮮なりんごが届けられます。
洗浄 りんごを「洗浄コンベア」にのせて、きれいに洗います。
破砕 洗ったりんごを、「破砕機」という機械で細かく砕きます。
搾汁 細かく砕いたりんごを「プレス機」でつぶして、果汁をしぼります。
移送 絞ったりんご果汁を、ポンプで「発酵タンク」に移します。
「発酵タンク」に貯めた果汁に酵母を加えて、発酵させます。
オリ下げ 発酵の過程でできてくるオリを、発酵タンクの底に沈殿させます。
オリ引き 発酵タンクの底に沈んだオリと、上澄みを分離させ、「貯酒タンク」に移します。
熟成 「貯酒タンク」の中で熟成させます。
「貯酒タンク」の中で熟成させたら、ろ過機にとおして、丁寧にろ過します。
「耐圧サーマルタンク」に移したあと、冷やして、炭酸ガスを加えます。これで、シードルの出来上がりとなります。
工程5の後に、ビンの中へ酵母を加え、そのままビンの中で二次発酵させます。自然発酵による炭酸ガスを含んだ、とても手間と時間のかかる高級シードルとなります。
ビン内部リンス まずはビンの内側を、「リンサー」という機械できれいにすすぎます。
ビン充填 きれいに洗ったビンの中に、「打栓キャッパー」を使って、キャップをはめます(シードルの種類により、コルクで栓をするものもあります)。
ボトル詰めしたシードルを、加熱殺菌します。
「半自動タックラベラー」を使い、ビンの表面にラベルを張り付けていきます。
ビン詰めされたシードルを貯蔵します。
※りんご果汁を発酵させ、さらに蒸留・熟成させると、よりアルコール度の高いアップルブランデーになります。
※下記画像リンクから購入ページへ移動できます。
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